ミレイ保健室

えー、毎日が大変?そうだよなー。

希望の国のエクソダス 村上龍 感想

「この国には希望がない」

この言葉がとても印象的だった。今の日本の閉塞感、明るく終わりへ向かっているこの感覚を的確に表しているなあ、と、思った。

ぽんちゃんたち、これからどうするんだろうな

無駄な時間というものが私たちの人生の中で、何かのキーパーツなのでは無いか、とも思った。繰り返されるだけの無駄な時間にワタシはこうやって不平不満をつらつら書き加えているし・・・

で、そういった時間をすべて排除した人間がどうなるのか、私は知らない。

過去を懐かしく思うのは、そこに変わらない何かがあったからなのかなあ、それは言い換えれば無駄な時間なわけだけど、、、

 

何とかなるだろうという気持ちで生きてきた。

ぎゅうぎゅう詰めな朝のホームで、ただゆっくり流されているような生活で、結局まだ何にもなれてない。

昨日の夜、キング牧師の映像を見た。いつ見てもキング牧師はどこか悲しげで、白黒映像のせいかもしれないけれど、いつも何かを見透かしたような目をしている。

 

何を見ていたのかは知らないけれど、この人には確かに希望があったし、夢があった。

ワタシはこの人みたいになれない。そして、訴えることに命をかけなくてはいけない状況が変わっていないことを悲しく思う。。。

 

話がずれちゃったけれど、ぽんちゃんたちの考えが浸透すれば、そんなことは当たり前に無くなるんだろうな。

そう思うとやっぱり、ハイティーンの貴重な時間を無駄に過ごすのはよくないなあ、、

若くて力のある、優しい考えを持ったエリートがたくさん出てこないと世界は一気に変わらないと思うと切ない

やっぱりこの国には希望がない。見えない希望は排除されてしまうんだろうな。

 

ワタシはこの一生に希望を見つけることはできるのだろうか。