たくさんの友だちと付き合ったんだ。
楽しいが分からないから、せめて、楽しく見せようと思った。
けれど、最近になってそれは間違っていたことに気が付いた。
浅はかな繋がりしか持ってなかった私は間違っている。それは、悲しいことなんだ。
最近になって、毎日LINEで話す人ができた。10分休みに話しに行きたい人も出来た。
1年かかった。ここまで来るのに、少しずつ、少しずつ、大切だと気がついたのは、つい最近。
同じクラスじゃ無くなるのが寂しいなんて、今まで思ったことなかったのに、今は心臓バクバクするくらい嫌だ、
LINEが出来なくなる生活が考えられないくらい、私の深いところまで簡単に入ってきた。
姫って呼んでくれるし。
それは、今までのものと比べ物にならないくらいキラキラしていた。この人たちは、きっと私が泣いたら、心配してくれる。
インスタグラムの写真が映えるから。とか、そういうのばかりだった人間関係。
写真映えするから一緒にいる！とか意味わかんないじゃん。お互いのことが大切だから、写真がいいものになるんだろう。
思いつきで何回も遊んだことのある人を切った。昨日まで笑いあった人を何も話さずブロ削した。別に寂しくなかった。要らなかった。
友達でも、彼氏でも。
きっとこの人たちは、私のいないコミュニティで、私のことなど忘れて生きていける。落ち込むこともない。本当に落ち込むと、言葉は、誰にも伝わらない。
わたしには、いなくなったら本当に寂しい人ができた。人は独りじゃ生きていけないと言うけれど、その言葉の意味が分かるようになった。見た目とか体裁とか、そんなのどうでも良くて、その人がどれだけ恥ずかしい人間でも良くなった。私にとって大切な人というだけだった。
本当に「生きることは優しさ」なんだ。
誰かに優しくしたいという感情が、今までの私に無い生きる気力に変わっている。
生きていこうと思う。
私の大切なもの。無くさないように、
大切な人は、時間をかけて、自分を削って、そして初めてできるんだ。ずっと、気が付けなかった。
無くしたくない、冷めた人生に飽きた。君がいなくなったら落ち込みたい。
