鏡を見て絶望する。
こんな簡単な言葉で伝わる絶望なんて 私の感じている絶望とは全く別物なんだけど、でも上手く言い表せる手段がないよ、、
スマホをいじっててふと目の前の鏡を見た時、私の周りを覆っていた空気がいっせいに黒くすさんで灰になる
こいつ、だれだ?
私だ
ブスだな
脳内で行われる一瞬のやりとり
自分よりブスを見ても何も思わない
自分より可愛いを見ると軽い絶望とゆがんだ性格に襲われる
可愛くなりたいと願うのは他人を絶望させたいということなのか
可愛いと言われるのが嬉しいのは他人に嫉妬されるのが嬉しいということなのか
こんな考え方が間違っているというのは充分わかっているけれど、やはり他人より優れていると思われるのは結構心地良い
結局はこの絶望を誰にも伝えることは出来ないのだ
伝えてはイケナイ暗黙の了解の尊さなのだ
この伝わらない絶望を私は君に伝えたい